天リフさんのレビュー企画でお借りしていたSQA85は期間が終了しました。

今回の画像が最後となりますが番外編扱いにさせてください。

なぜかと申しますとフラット不良(私の取得時の設定ミス)のためフラットを使用していない画像となります。今回用意したフラットを使用すると画質が低下をするという本末転倒な結果になってしまいます。


そこで光学系の素性の良さをいいことにノーフラットで処理をしました。

SBIG STL11000Mという20年近く前の冷却CCDカメラで撮りました。pixel間の感度ムラなどはGraXpertで綺麗に補正されました。作品レベルにはほど遠いですが個人で楽しむには十分耐えられる画質だと思います。(私レベルでの感想です)

9μmの画素ピッチではSQA85の高解像度は活かしきれませんがdrizzleなどを用いれば現代でも楽しめました。


結論から申し上げるとSQA85は、フルサイズまでのカメラであれば冷却カメラや一眼レフ、ミラーレス問わずに性能を発揮する鏡筒だと思います。これから出てくるであろう、更なる高解像度カメラと組み合わせたらより高解像度の画像を見せてくれるのではと楽しみになります。

そうなれば、現在の長焦点システムがなくても小型の対象も楽しめる時代が来るかもしれません。システムのダウンサイジングも可能性を考えると天文界隈の高齢化にも希望となるかもしれません(笑)。

以上、とても魅力的な鏡筒でした。

円高が進めばなあ😆


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最新の望遠鏡と20年前のカメラの組み合わせ。シルバー同士でいい感じです。

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AstroD850のマスターフラットです。(2025/5/13追加)

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